BLOG結珠(ゆじゅ)のブログ

秋の遠足に行ってきました!~ヨーガの智慧を学ぶ~

2019年10月11日

こんにちは^^

10月8日(火)はヨーガ療法士の研修会へ。

10月9日(水)は一般の方向けのワークショップがありましたので、スタジオから、「秋の大人の遠足」と題して、南区からはるばる岐阜の多治見まで、総勢8名の結珠軍団でヨーガの智慧を学びに行ってきました。少しその内容を皆さんとシェアしたいと思います。

 

ちなみに私は、ヨーガ療法学会というところに所属し、ヨーガ療法士として活動をしていますが、ヨガの環境は、私が活動し始めたころよりもさらに進化しています。

まずはそんなお話から。

 

【国連 世界保健機構がヨガの活用に乗り出す】

ヨガは、今や、国連の世界保健機構WHOが乗り出し、ヨガで健康を作る基準づくり(benchmark)まで始めるようになったほど、世界的にヨーガが健康へ貢献する時代になってきました。

 

ヨガにも様々なものがありますが、ちなみに私がお勉強しているヨーガ療法の代表、木村慧心先生は、その国連のWHOのヨガの基準を作るメンバー世界で15人のうち、日本でただ一人、招集されています。

 

これは、ポーズをして、呼吸法をして、瞑想して、なんか気分がよくなったり、スッキリした、というだけではないことが、だんだんわかってきたのです。

 

それが一つづつエビデンス(科学的証明)を経て、臨床となり、高血圧、心臓病などの循環器、糖尿病、呼吸器、ガン、甲状腺機能障害、うつ病、慢性疲労症候群、不妊などさまざまな症状に苦しむ人たちの助けになってきています。

 

こうした背景には、ヨガが、自律神経系、ホルモンなどの内分泌系、免疫系に抜群の効果を発揮していることが確認されているからに他なりません。

 

【厚生労働省もヨガの効果の研究に研究費を】

厚生労働省の統計ではヨガ教室に通っている8割以上は、何らかの身体の不調を訴えており、さらに9割近くは、その症状が改善していると回答

(副作用がなくこんなに効くお薬あるかしら?!)

https://www.ejim.ncgg.go.jp/doc/doc_e03.html

〇研究代表者:医師 岡孝和

                     ・国際医療福祉大学医学部心療内科学主任教授

                     ・国際医療福祉大学病院 心療内科部長

〇研究協力:ヨーガ療法学会

 

これは、私たちのヨーガ療法学会と、それに協力してくださる医師が、厚生労働省から研究費をいただき、研究されて発表されたものです。

 

【心の基準】

また、血圧に基準があるように、

心の基準を、自分の小さな主観に拠ることなく、

ヨガ五千年の智慧の聖典(古典書)を紐とき、それを基準としながら、

どんなこだわりや執着が、自分を苦しめているか、

心の基準を修正していく術を、私たちヨーガ療法士自ら、常に学んでいます。

 

【瞑想の4つの段階】

午後の講義では、聖典を読み解きながら、瞑想の基本の4つの段階、こんな話もありました。(少し補足をつけています)

1.聴聞/シュラヴァナ 聖典や導師の教えをまず良く聞き学ぶ

2.熟考 /マナナ 次にその教説を自らよく考え

3.深く瞑想/二ディディヤーサナ その熟考が無意識の次元にまで習慣化した深い瞑想

4.悟り/ギヤーナ 三昧の意識状態の中での気 づき

 

クラスでも、聖句カレンダーの言葉を使ったり、自分の抱えている問題をテーマにして瞑想を取り入れています。

ここで扱うのは心の問題。

欲であったり、後悔があったり、プライドがあったり、大切な人を亡くし新たな境地が見出せなかったり。そんな目に見えない心を自分で扱うわけです。

お薬や、身体をほぐす(体操)、では解決できないのです。

 

講義では、高校生のころからずっとお母さんに反抗していた26歳の女性が、結婚前の1週間の瞑想で心の問題を解決すると、筋電図で身体のこわばりが消えていた、というような臨床結果を見せていただきました。

 

この、こだわり探しがヨガの瞑想の真髄です。

またクラスでも、自分の無意識のこだわり探し、瞑想を一緒に実践していきましょう。

 

【ヨガの発祥、インドでヨガが、逆輸入?】

このようにストレスフルな時代に突入すると、各国でもヨガが盛んになります。

お膝元であるインドにおいても、ここ数十年で「ITといえばインド」と言われるくらい経済が発展しますと、それまでは、”ヨガは山に籠ったヨガ行者のする古臭いもの”と考えていたインド人たちが、先んじて発展した欧米や日本からヨガの良さを教わるようになりました。

先述したように、社会が発展すると、ストレス性の疾患が多くなるためです。

 

私たちのヨーガ療法士の師、木村慧心先生は、今や日本だけにとどまらず、中国やタイ、ヨーロッパ、そしてお膝元のインドにまで、このヨーガ療法を指導をされています。

 

当スタジオでは、本物のヨガを正しくお伝えし、皆様と一緒に健康促進を図るとともに、幸せである人生を一緒に歩んでいくお手伝いができれば幸いです。

 

追伸、

ご参加いただいた8名の方は、当日は、朝早くから電車を乗り継ぎ、帰宅するころは暗くなる時間まで、皆さま、本当にお疲れ様だったと思います。ご一緒してくださりありがとうございました。

また、不在の中、スタジオではいつもどおりクラスを支えてくださった仲間にも感謝いたします。

すべての関係者に感謝です。ありがとうございました。

八神久美子

 

結珠軍団8名で記念撮影

木村慧心先生、別名、空飛ぶヨガ行者とも・・・

インド、モディ首相がヨガの普及に貢献した団体を表彰するとして今年から始まった首相賞。今年の6月、木村先生がその首相賞をいただいた、聖者パタンジャリの記念品と賞状が会場にありました。