「季節の養生法と薬膳おやつ&経絡ヨガ」第1回終わりました。
2022.04.27
題名が長すぎですが・・・
「季節の養生法と薬膳おやつ&経絡ヨガ」第1回終わりました。
満席のご参加となりました。ありがとうございました。
季節の養生は、二十四節気をベースにしています。
開催日は4月24日でしたので、二十四節気では、春の穀雨の季節に入っていました。
春になれば芽吹くように、種まきの時期を迎えるこの穀雨の時期の雨は、農作物にとって恵みの雨。
私たちも自然の一部ですので、こうした自然の影響を良くも悪くも受けます。
また今は、季節の移り変わりの時期である土用に入っています(5月5日は立夏、夏の到来です)
気温差が激しく、雨や湿気の影響を受けます。
この時期に起こりやすい不調を知っておいたり、その不調を癒す自然の力(食べ物)や、身体の整え方などを、おいしいおやつとともに学びました。とっても新鮮で楽しい時間を過ごせました。
高山先生とご参加いただいた皆さまに感謝です。
高山先生手作りのよもぎのパウンドケーキ。
薬膳茶とともにいただきました。

ご参加いただきありがとうございました!

食のセミナー終了しました
2022.04.02
3月30日、(株)玄米酵素の嶋本さんに講師をお願いし、食のセミナーを開催していただきました。
「玄米酵素」という商品を販売するだけでなく、食生活の重要性や正しい食の知識(食育)の普及に力をいれて、月に何本か、食のセミナーやお料理教室などの活動もしている会社です。
簡単にセミナーで教えていただいた内容をシェアしますね。
「適応食」
適応食とは、私たち人間の祖先が、昔から食べ続けられているもの。
食べ物は歯で噛み砕きますが、人間は奥歯が一番発達していて、穀物を噛み砕くのに一番適しています。
奥歯のことを「臼歯(きゅうし)」といいますが、「臼」は(うす)と読みます。まさに穀物をすりつぶすための道具です。私たちは穀物をすりつぶすための臼歯が一番発達しているので、人間は穀物をうまく処理できる歯を持った生き物です。
日本の主食は、お米ですが、
米に白と書いて、「粕(かす)」
米に健康の康と書いて、「糠(ぬか)」
つまり白米は栄養的にはカスになってしまい、精米するために取り除いた糠(ぬか)には、栄養が詰まっているんですね。
お米を丸ごと食べて、奥歯でしっかりすりつぶすことが、私たち人間にあった食べ方であると考えられます。
またエネルギーになる白米の部分だけ食べれば、確かに太りやすくなるかもしれませんが、しっかり糠(ぬか)の部分まで食べる玄米であれば、それを燃やしてくれるもの、排出してくれるものも一緒に取るので、太らないわけです。
最近では、パンが主食になっている人も多いと思います(私もパン大好きですが・・ )今のパンは甘くてもっちりしてとても美味しいパンが多いですよね。
小麦も美味しさを追求し品種改良が進み、どんどんグルテン(タンパク質)が増えているそうです。人間はこのグルテンの消化がうまくいかないそうです。そして、グルテンは腸を傷つけやすいといわれています。
(一方で、古代小麦というものがありますが、それは私たちの体にあった小麦なので体に良いといわれています)
「一物全体」
お米については、白米より丸ごとの玄米がいい。こうして丸ごといただくことを、一物全体といいます。お米だけでなく、すべての食べ物がそのようにできています。
例えば、リンゴはビタミンCが豊富ですが、同じ量のビタミンCをサプリメントでとった場合とリンゴ丸ごとでとった場合では、約200倍の抗酸化作用に差があったそうです。リンゴに含まれている他の栄養素が働いているんですね。
大根の葉も同じですね(先日、キャベツの芯も一番栄養があるとテレビで紹介されていました!)
丸ごととることで、それぞれの栄養素が支えあって、体の中でうまく使いやすくなるそうです。栄養素だけではわからないことが体の中で起きているんですね。
「身土不二」
身土不二とは、私たちの体と土地環境は密接につながっている、ということ。
日本のように四季のある国もあれば、ない国もあったり。
アルプスの少女ハイジ、のような標高が高い地域では、あまり穀物が育ちにくいので、動物を育てていましたね。その地域の人たちは先祖代々、動物性食品をとり続けているので、たんぱく質を分解する力が強いといわれているそうです。その差、日本人の約4倍くらいだそう。一方で日本人は炭水化物、つまりは穀物を消化する力が大きいそうです。
また、春は苦みやえぐみのあるお野菜が多いのですが、これがデトックスにつながります。冬にため込んだものを、外に出しやすくなります。
夏になってくると、ナスやトマトが美味しい季節になります。水分を多く含んだ食べ物です。その瑞々しさをいただくことで、私たちの体の熱を冷ますことができます。
その土地の植物の順応性を私たちが頂くことで、私たちも順応していくことができるのですね。その土地の旬や季節を切り離すことはできないのですね。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」
まめ(大豆など)・ごま・わかめ(海藻)・やさい・さかな・しいたけ・いも
バランスよく食べるのがいいですね。
私も最近は、冷蔵庫に貼って、少しずつでも摂るように気を付けています。
「食物繊維」
水溶性食物繊維:果物、野菜、海藻類
→便にうるおいをもたらす、腸内細菌の餌になる
不溶性食物繊維:穀物、豆、いも、根菜類
→便のそのものになる(いろいろなものをからめとって出てくる)
※この50年で、この不溶性食物繊維の摂取量が大幅に減っている!
穀物でいえば栄養価の高い全粒粉や玄米がおすすめ。
しかし、玄米や全粒粉は、よく噛まないと非常に消化が悪いという欠点があります・・・。
「発酵食品」
菌がヒトに役立つ働きをしてくれることを「発酵」といいます。
日本は独自の菌「麹菌」(麹菌は日本の【国菌】に認定されているそうです)で、味噌、醤油、酒、酢、みりんはすべて「麹菌」による発酵で作られています。まさに日本の食生活に欠かせないものですね。
麹菌を使った発酵食品が健康や美容にいいのは、
①麹菌の酵素を生産する力と
②健康成分を増やす働き
だといわれています
※「玄米酵素」の商品は、よく噛まないと消化しづらい玄米を「麹菌」で発酵させることにより、体の中でより栄養が働きやすくしたものになっています。
「善玉菌と短鎖脂肪酸」
私たちが食べ物を食べたら排泄するように、腸内細菌も生きるために排出するものがあります。それが短鎖脂肪酸です。短鎖脂肪酸は、体重コントロールや免疫に大きく関わってきていることがわかってきています。単鎖脂肪酸について詳しい記事を見つけました➡「☆世界が期待!単鎖脂肪酸の全身への健康効果」
善玉菌を増やすことで、単鎖脂肪酸の産生を増やすことが出来ます。食品では、お野菜、芋、根菜類、冷えたご飯など。「玄米酵素」でも研究で増えることが解っているそうです。
食生活に気を付けつつ、補助として「玄米酵素」で補って健康を保ちたいですね。
ご参加いただいた皆様。ありがとうございました。

ご参加された方でご希望の方は、「玄米酵素」モニターお申込みいただきました。
(30袋・無料・試食後のアンケートのご提出)
モニターご希望の方は、スタジオまでお申し出くださいね。
長文、最後までお読みくださりありがとうございました。
kumiko